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Zenfone Max Pro M1(X00TD)にLineageOSをインストールした

作成: 2021-06-05
更新: 2022-09-02
何らかの損害・損失が発生しても、こちらは一切の責任を負いかねます。
実施される場合は、ご自身の責任で行って下さい。

経緯

カスタムROMをインストールした理由

① OSアップデートが終了した

2021年6月5日現在、安定版がAndroid 9、開発版がAndroid 10まで提供されています。
2020年までは1〜2ヶ月ごとに安定版・開発版のアップデートが提供されていましたが、2021年に入ってからは一度もアップデートされていません。
セキュリティパッチの提供が終了したOSを使い続ける事は危険を伴います。

こちらのサイトによると、ASUSロシアのサポートは「デバイスのサポートが終了したため、Android 10のアップデートをプッシュする予定はない」と回答しているようです。

② イヤホン端子から低音が出ない問題があった

LineageOSをインストールする以前はAndroid 10の開発版を使用していました。
Android 10の開発版では3.5mmステレオミニ端子に接続したイヤホンから低音が出ない問題がありましたが、結局最後まで修正されませんでした。
Android 10以降では設定画面や多くのアプリでダークテーマに対応していたり、画面端で戻る操作のジェスチャーなど便利な機能が追加されていたため、Android 9にダウングレードしたくはありませんでした。

LineageOSをインストールすることに

LineageOSは2021年6月5日時点でAndroid 11ベースのバージョン18.1が提供されていたため、インストールすることにしました。
イヤホンで低音が出ない問題も解消されました。

  • デフォルトのアプリの多くが独自のものになっている
  • 壁紙が変更されている
  • Playストアを含むGoogleアプリ群は入っていない(ROM焼きの際に追加可能)
  • 独自のセキュリティ機能「Trust」が追加されている

など変更点がありますが、MindTheGapps(Googleアプリ群)を入れておけば普通のAndroid端末と同じように使えます。

ただし、今回はSIMでの運用は検証していません。

注意点

  • ブートローダをアンロックした時点でASUSの保証は無効になる
  • 非公式のOSなのでメーカーや販売店のサポートは受けられない
  • 正常に動作しない、仕様が異なる機能やアプリがある可能性もある(メイン端末の場合は特に注意)
  • リカバリイメージやOSのイメージを書き換えるため、文鎮化の危険性がある
    1. 事前に端末のバッテリはフル充電しておく
    2. 使用するPCやケーブル、接続端子の状態を確認しておく
  • LineageOSの偽サイトに注意

インストール方法

2022年9月2日時点でAndroid 12ベースのバージョン19提供されています。
基本的には公式サイトの手順にしたがってインストールしていきますが、注意点があります。

ブートローダのアンロックに失敗する場合は

ASUSのアンロックツールをAndroidから直接実行する場合は、事前に開発者向けオプションのUSBデバッグを有効にしてください。

使用した感想

  • 自分の端末ではメーカーの公式ROMより安定している
  • プリインストールアプリが少なくて使いやすい
  • ステータスバーやジェスチャーなどのカスタマイズ項目が多い
  • セキュリティパッチの更新は毎月行われるためセキュリティ的にも安心